月の裏で会いましょう(niboshiのマイノリティレポート)

半分ホリスティックな事、半分スピルチュアルな事、半分現実的な事・半分ゆるい話・時々報告

アナタの知らない世界(1)

夏だから、そのようなタイトルにしたわけでないけど。


日々、想像してこなかった福祉現場に出会うので、世の中の常識やシアワセの尺度がわからなくなる


施設の中にいた頃は、それでも大変と思っていたが施設の外は、大変という言葉を軽く

超えてしまい言葉がない。


昨夜、独身の頃勤めていた出版社の友達と

新橋で呑んでた。

90年後半の頃からの友人

彼女は、親の介護が始まり先週末親が入院したと。

時間が出来たので飲もうよ。と。


彼女の親の介護の愚痴が大半だったが

親の介護と旦那が精神を煩い

その介護もし

1人息子を国立の理系大学に進学させ

また仕事を始めてる。


ワタシの友達にしては、立派だよなと

彼女を褒めてしまった。なんでもない

日常をしっかり守り生き抜いてきた事に

対して


ワタシの仕事は相談支援専門員(障害分野のケアマネ)

かかわる利用者は精神疾患の方々が殆どだが、疾患の問題だけでなく生活困窮や家庭崩壊、DV.などなど重複した問題を抱えている利用者が多い。

親に捨てられた子供。その子供が大人になり社会性が身につかず仕事も続かず、友人もなく引きこもり、単身で寝たきりにならない程度に生活している。

昨日の昼間は発達障害を持ち鬱病を併発している利用者の元に行った。福祉事務所に相談に行く為同行していた。(多問題を抱えていて破産手続きをとりながら、先月まで入院もしていたので入院費の話しなども)その利用者、気が進まずなかなか動いてくれないので、家の近所までタクシーを呼び福祉事務所まで連れて行く。

それだけでなく、医者の受診はしていたものの薬局に行き薬を受け取っていないため

薬の受け取りも一緒に付き合う。

生活保護指定医の指定してくれた薬局が2駅先の駅ビルの中にあり、薬を取りに行くのも一苦労だった(精神状態悪い人には距離あり薬局は拷問よ。まず、行けないよ)


だからその引きこもり発達君は、福祉事務所行くのも薬のこと聞かれるのも、自分で説明するにはややこしすぎて、何も言わないし

ほっといてくれ  としか言わないんだ。


お金と薬の問題がとりあえず片付いたが。


1人1人違うのだけど何名か他にも

抱えている

相談支援専門員というより

擬似姉さん、母さんのような存在か