月の裏で会いましょう(niboshiのマイノリティレポート)

半分ホリスティックな事、半分スピルチュアルな事、半分現実的な事・半分ゆるい話・時々報告

日常(誕生日を迎えて)

秋分の日の三連休の中日に、叔父の葬儀があった。ささやかな家族葬で、最後に音大の生徒の
バイオリンとフルートの演奏で送り出しとなった。
生前180センチ近くあったダンディな叔父が
お棺に入った姿は、かなり小さくなりまた
信じられないほど老けてやせ細っていた。

ご僧侶の最後の詞が胸に残った。お釈迦様の教えの中で四苦がある。生、老、病、死
生まれた苦しみ、老いていく苦しみ、病の苦しみ、死の恐怖への苦しみ
人それぞれ苦しみは違うけど、与えられた生を
自分らしく精一杯生きていけばいい。と。

生を全うして旅だった叔父さん。胃がんと複数
の病気を抱えていた。病気の事はあまり語らなかった。
いつのまにか進行して、抗うことなく病を受け入れ生に執着するわけでもなく、淡々と死を迎えていた。

自分なら、生きるのも病むのも老いるのも死を考えるのも抗って暴れて泣いてすがって、あらゆる感情を剥き出しにして苦しみを訴える。
苦しみをより苦しくしているか。
苦しみに対する抵抗力?なさすぎ。
幸せや幸せ風なもの明るそうなもの、
希望や夢に執着しているんだな。
何もなくとも
暗くても
絶望的でも
淡々と生きる。

さあ、誕生日を迎えました。(9月25日)
死に一歩近づきました。
自分らしく自分の生を生きてください。
自分らしくがわからない。
自分を生きるがわからない。
私が去った時、その存在が
みえてくるか。

毎日毎日
病の人ばかり
夢も希望もお金もない
老いて性格も歪み暗い

希望がみえない場所で
自分はよく毎日送れるなと思う(福祉の現場)

病んで、金なく、意固地な方々と
どう関わればいいか
淡々と淡々と生きるか
ささやかな出来事が
大きな喜びにはなるが